「ちょっと、真面目にやらないと今日中に終わらないよ!」
「あ〜、なんで倉庫の片付けなんて・・・」
「最初に手を出したのはお前だろポルトス!」
「そうだ、まったく・・・」

ある昼下がり、4人の銃士は護衛隊との喧嘩の罰として銃士隊詰め所の倉庫整理をさせられるコトとなった。
ずいぶんと放置されていたしく、埃を被った本や隊具が所狭しと散乱していた。

「ああ、もう暑い!」
自分のことを知っている3人しか居ないこともあり、アラミスは上着を脱いだ。
普段はその裾で隠されている体の線が露になる。








「・・・とどかない、う〜〜・・・」

荷台に上り、それでも届かない棚の荷物を取ろうと、アラミスは手を伸ばし、体を伸ばす。
自分の頭上で苦戦としているアラミスの後ろ姿を見て、ポルトスがダルタニアンに耳打ちした。

「おい、ダルタニアンは最初に女の体の何処を見る?」
「え?う〜〜〜ん、・・・やっぱり胸かなぁ〜」
「ふっ・・・若いな、ダルタニアン」
「え?じゃあポルトスは何処を見るの?」
「・・・尻だ」
「え?だってドレスで判らなくない?」
「まぁそうだがな、見てみろ、ダルタニアン」
「何?」

頭上で苦戦している金髪の銃士の体に目線を移す。

「ああいう尻の形をしている女は情が深い」
「え?そうなの?」
「いやぁ、いい尻してんな〜」

感嘆の声を上げ、もう一人の銃士にも声をかける。

「なぁ、アトスも思わないか?」

古い本に目を通しながら、さらりとアトスは答える。
「・・・知ってた」
「そうか!アトスもそう思ってたか!」
「ああ」
「さすがアトスだ!痛っっっ」
「いっ」
「うっ・・・」

恐るべき速さで飛んできた本が3人に直撃する。

「何がさすがだ!!ふ、ふざけるな!」
顔を真っ赤にして荷台の上からアラミスは睨みつけている。

その様子がずいぶんと可愛らしく見えてアトスはにっこりと笑い
とどめの一言をアラミスに投げかけた。







助平なおっさんが居ます。すんません。
ちなみに「・・・な女は情が深い」は三谷幸喜さんドラマの常套句です。
新撰組では「前歯のでかい女は情が深い」(toお考ちゃん)って言ってました。
本当か・・・?

あやみ様の素敵なイラストと共に書かれていた
こんなぷりんぷりんな尻に女だと気づかないわけがないです
のお言葉に妄想着火。こんな話書いちゃいました。

最初はポルトスの台詞をアトスが言ってたんですが、それではあんまりにもやらしすぎ・・・
ポルトスに言わせるとさらっとするかなぁ・・・なんて。(そうか?)

アトスのとどめの一言は読み手の皆様の想像にお任せします。
(グッドな一言思い付いた方居ましたら教えてください)
実は「乳もいい形してるんだ」って言わせようかと思ったんですが、収拾つかなくなるので(^^;)
アトスさん、乳より足首の絞まり、とかフェチ〜なこと言いそうな気もしますしぃ・・・(笑

あやみ様ありがとうございました☆








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