「ねぇ、ポルトス。やっぱり男はああいう女がいいの?」
ナナ=ベルナールの事件からの帰り道、アラミスが不機嫌そうに俺に尋ねた。

「ああいう女ってナナ=ベルナールのことか?」
「うん。ああいう色気を振りまく女さ」
「そうだな〜、まぁパリ一番の美人女優だしな。男なら一度お相手願いたいかもな」
「ふ〜ん、ポルトスもそうなんだ?」
「あ、ああ、ん〜、まぁそんな機会は無いだろうけどな。は、ははは・・・」
お相手願いたいなどと言ってしまってから、ムクれているアラミスに気がついた。
しまった、と思ったがもう遅い。

「じゃあアトスもそうなの?」
まったく、自分が今どんな顔をしているのか、こいつわかっているのか?
しょうがない奴だな、、と"彼女"の頭をポンポンと叩く。
「アトスは簡単に女の誘いに乗るようなやつじゃないさ」
「そうかな?」
「おう、それくらいお前もわかってるだろ?」
「うん・・・」
嘘も方便、アトスだって男だ。適当に女を連れ込んでいることは俺は知ってるが・・・
男だらけの銃士隊に居るくせに、恋する男への幻想は未だ抱いてるのか?
今までの恋人がよっぽど聖人君子な男だったのか?
少女のような顔で嫉妬をあらわにするアラミスを可愛らしく思いながら、
今頃ナナとよろしくやってるだろうアトスを恨めしく思った。


直線上に配置

予告で
ポルトス「ナナベルナールって知ってるか?」
アトス「パリ一番と人気の高い女優だろ」
ポルトス「なかなかの美人らしいな」
アトス「今度の休みにでも行ってみるか!」
アラミス「アトスにポルトス、二人して鼻の下をのばしてる場合じゃないぞ(怒)」
↑不機嫌そうなアラミスがポイント

アトスらしくない台詞だな〜と思ったもので・・・
そしたらナナとアトスが関係を持ったことになってしまいました。
ゴメンね、アラミス。

ナナのことだから、話を聞きに来たアトスにこっそり誘いの手紙を
渡したりしたんだろうな〜って。そしてアトスも男ですもの、鉄仮面捜査が
上手くいかず、イライラしてるとこにナナが誘ってきたら、ねぇ・・・?
その場限りの大人の関係で。

それにしてもこの回(33話)の女性陣、ナナにしろ、ミレディにしろ色気ムンムンしてますね・・・


そして次の日の朝の出来事・・・





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